過去と未来が交差する、成長し続ける街・所沢市

●西武ドーム
戦後の所沢市は東京のベッドタウンとして、そして西武鉄道グループの一大拠点として成長を遂げていく。
西武鉄道の二大幹線である池袋線と新宿線が交わるクロスターミナル・所沢駅は、西武の一大拠点として重要視され、市内には西武鉄道本社をはじめ、グループの施設が重点的に建設されていった。
特に狭山湖周辺には西武グループが作ったレジャースポットが集まっている。その代表的なスポットである「西武ドーム」はプロ野球チーム・西武ライオンズの本拠地として知られるスタジアムだ。かつては屋外型の「西武球場」として親しまれていたが、松坂大輔が西武に入団した1999年にドーム化、全天候型スタジアムへと生まれ変わっている。
また多くのアーティストのライブ会場としても使用されるなど、野球以外のイベントも多数開催。多くの人々を集める、西武沿線を代表するスポットとして全国的な知名度を獲得している。
●西武園ゆうえんち
さらにドーム周辺には、プールや絶叫マシンが集まる「西武園ゆうえんち」や、約45万株に及ぶ色とりどりのユリの花が鑑賞できる「ゆり園」などの西武グループによるレジャースポットが集まっている。
これらのスポットは、市内からは電車やクルマで気軽にアクセスできる場所にある。ファミリーで一日中楽しめるレジャーゾーンが近くに控えている点は、所沢の魅力のひとつといえるだろう。

●所沢駅周辺
現在の所沢駅西口周辺には、デパートや大型スーパー、昔ながらの商店街までさまざまなタイプのショッピングスポットが集っている。そして西武線沿線の中で最も賑やかな繁華街として多くの人々が集まる街へと成長を遂げている。
そんな活気溢れる街をさらに便利で快適な街並みへ変貌を遂げるべく、近年では再開発事業が盛んに行われている。
かつての中心地だった「ファルマン通り」周辺は、家屋の老朽化や道路整備の遅れによる慢性的な交通渋滞など、多くの課題を抱えてきたエリアだった。そこで約24haのこのエリアを「中心市街地再開発整備区域」として、都市基盤の整備を進めている。周辺には大型タワーマンションやショッピングスポットが続々とオープンしており、未来的な街並みが形成されつつある。
現在は「所沢元町北地区第一種市街地再開発事業」として、図書館を中心とした公共施設の建設が進んでおり、より多彩な機能を持つ街へと生まれ変わる予定だ。

●所沢元町北地区第一種市街地再開発事業
このほかにも、プロペ通りの北側約6.9haの「日東地区」や、西武百貨店西側に広がる「西武鉄道車両工場」跡地での再開発も検討されており、所沢駅周辺は一体的な再開発によって装いを新たにしようとしている。
市街地再開発とともに注目を集めているのが、所沢駅のリニューアルである。計画では、西口と東口を結ぶ「中央自由通路」を新設し、この通路北側に新たな改札口および各ホームにアクセスできる巨大なコンコースを建設する予定となっている。そしてこの通路の南側には街の交流の場として期待される「駅上広場」を新設する予定。航空発祥の地ということで、翼をイメージした大屋根が駅舎を包む予定となっている。
この駅舎の改装は2012年に完成予定。この計画に合わせて東口での商業施設の建設も2011年の完成を目指して進められるという。
長い伝統を持ちつつ、新たな街並みへと生まれ変わろうとしている所沢市。東京近接の好立地ゆえ、今後も更なる発展が見込まれるエリアだ。




